「まぁ、そんなお前に協力してやろう」

「え?」

「これ広瀬に渡しといてくれ、直接な」


先生がくれたのは
数字のプリント…?ですか?


「あいつ授業中いっつも寝てるから特別課題」

「あの…さ…
これただ単に自分が渡しにいくのめんどくさいから私に押し付けようとしてない?」

「なら自分で行くけど」


そう言うと先生は私からプリントを取り上げようとした。


「誰も行かないなんて言ってないじゃんっ!」


私はプリントをすかさず後ろに隠した。


「よっしゃ!しばらくB組の授業ないから渡しに行く手間が省けた☆」

「うーわやっぱりー!!」


知ってたよ!
知ってましたよ!

あなたがそーゆー先生だってことは!!