まぁ、佐竹に彼女が出来たのはむかつくけど…おめでたいよね。


「彼女今度紹介してよ」

「えーしょーがねぇなあー☆」


佐竹は頭をかきながらデレデレしてるし…

"付き合う"ってそんな幸せなもんなんだなぁ

私にはまだわかんないけど


「佐竹面食いだから彼女可愛いだろうね、紗和」


紗和の方を向くと、紗和は眉間に皺を寄せて物凄い顔をしていた。


「え…紗和どしたの…?」

「別に。」


なんか…なんか物凄く怒ってらっしゃる!!!

もしかして…

私は小言で紗和に話しかけた。


「ねぇ、紗和って佐竹のこと好きなの?」

「はぁあ!?なわけないじゃん!!!こんなのありえない!!!無理!!!!」


ですよねー!!!?

紗和が予想以上にキレるから、私は聞くんじゃなかったと後悔した。