先輩のことで頭が一杯で、痛みに気づかなかった。デートでこけて怪我するとか最高にダサすぎて現実から逃げたい。 だけど私は、そういう私をちゃんと理解しているわけで。 「手当てしてもらいに行こう。スタッフ探してくるよ」 「...いえ、絆創膏持ってます。消毒液も」 「....用意がいいね...」 「なんとなくこうなるような気がしてたんで.... 」 だって私だからね....。