「さっきやばかったよねー…」 「本当。修羅場見ちゃったよ…」 食堂で私達の隣に座った女子生徒達がそんな会話をしていた。 それでも、私はもちろん他の3人も気にした様子はない。 関係ない話だと思ってたから。 でも。 「あんなに仲良しだったのにねー。 …佐久本君と西山さん」 その名前を聞いて、私だけが動きを止めた。