この匂いは、十影。 見開いた目には、十影の優しく冷めた目が映っている。 と、十影とチュー…してる?と考えてると、体の体温がぐわぁあ!!ってなる感じで恥ずかしい。 「え、と…え?十影、なにしてんの?」 先輩の驚いた声。 長い感触から、ようやく解放された。 「ちゅーなんか、させるわけないじゃん。馬鹿なの?」 と、私を抱きしめてきた。