「あーっ!楽しかったー!」 「あっ!!茜ちゃん!」 「ん?何ですか?」 買い物した物が入っている袋を、両手に持って、ご満悦な私を、 先輩が呼んだ。 「あの、前約束してたこと覚えてる?」 「…??」 「キス!する!って言ってたやつ!」 「…あぁー……あ、ありましたね…そんな事」 「約束だし、してもらって…良い?」 ニコッと微笑んで、口元に指をチョンっと置いている先輩。 百点満点のイケメンですな。