「はぁぁ…十影十影!なんなのー?あんたはぁあ!ムゥ!」 一時間目の美術の移動中。 ほっぺをプニプニと、つねられた。 「別に。十影が好きなだけだもーん」 「アハハハ馬鹿だね、これは」 小雪って、可愛いし面白いから、友達も沢山いるだろうに… なんで、私と居てくれるのかな? 「馬鹿じゃないもん!」 「馬鹿だもん!」 と、言って二人で笑った。