「ひまり~ん、俺の彼女になってくれるのなら、こいつどうにかしてあげるよ♡?」


謎の色気を放出しながら言う要。

 
私に残された選択肢は二つ......。




......こいつの彼女になるか、



......他の誰かに助けを求めるか、



うんっ、決めたっ!



「蒼ちゃーん、雅ちゃーん、助けて!!」



「ちょっ、陽葵!?俺のこと無視!?」


要を完璧無視して助けを求める。


「うん、だって要の彼女になるなんて有り得ないもん♡」


「いや、そんな可愛い口調で言われても、相当ひどいこと言ってるよ?」



「蒼ー、雅ー。」


「ちょっ、待てよー!!」

またも要を無視して二人を急かす。