「うっせーぞ!!おまえら!!なぁ陽葵~!」

「はぁ!?やるか!?」

「あ"ぁん?」

......うわ、教室で喧嘩はやめようぜ。


誰か止める気は......


なさそうだわ。


しゃーないなぁ。

「ほらほら、三人ともやめようぜ~。」

「じゃあ、ひまりん。俺の彼女になって?」

「いや、ならないって。」

「お願い~。」

「いや、無理だっつーの。」

「おねが「陽葵、飯行くぞ。」


要の声を遮った蒼。


要の額に青筋が......!!


「だー!!もうなんなの!?おまえら!!」

「お前こそ陽葵嫌がってるだろ!!やめろよ!!」


キレる要と蒼。

「ていうか、なんでひまりんのこと呼び捨てなわけ?どんな関係?」


あい。幼馴染みです。

そう言おうとした瞬間、

「陽葵は~俺の彼女♪」


は、


は、


「「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」」


あ、要とハモった。


え、何いってんの?優。

優の彼女なんて......うわぁ、恐ろしい。



「え、嘘!?マジで!?」


「そうだよ~。だから手だししないで?」

平然と言う優。


いや、違うけど。

でも、これで要も諦めてくれ......

「やだ!他の奴、まして優の彼女なんて余計燃えちゃった♪絶対、僕の彼女にするから
ー♪」



なかった!!


「......めんどくせぇ。」

隣でボソッと呟く雅。


......それに関しては限りなく同意するよ。



雅と大きなため息を漏らした陽葵なのでした。


ったく、


波乱万丈の学園生活になりそうだよ!!