「ところで、生徒会って何するんですかね?世那先輩。」
「んー、今は体育祭の準備してる。」
ほぉ、楽しそう。
「へー。で、あたし何すれば良いんですか。」
「んー、まだ陽葵ちゃんは生徒会長になったばかりだから特にないかも......。」
ほぉほぉ。
やることないのね。
「あっ、じゃあ、俺の仕事手伝えよ、陽葵。」
そう言ったのは双葉先輩。
「何を手伝うんですか?双葉先輩。」
楽な仕事だと良いな~。
「体育祭の看板作り~。」
ゲ、めんどくさっ。
でも、大丈夫かね。
あたし、芸術的センスゼロだよ?
こないだ猫かいたら鬼と間違われたからね。
「あたしで大丈夫ですかね?美的センスないですけど。」
「大丈夫大丈夫~。」
......緩いなー、双葉先輩。
「双葉の手伝い......?」
心なしか心配そうな世那先輩。
「気を付けてな?」
え、何を?
意味深な言葉を放った三葉先輩を不思議そうに眺める。
「......良い!?双葉の前でそんな顔しちゃ駄目だよ!?」
肩をガクガクと揺らされる。
お、おぅ。気持ち悪い......。
「せ、先輩......気持ち悪いっす......。」
「あ、ごめん。」
パッと離してくれた三葉先輩。
「今日の放課後から作るからな~。」
双葉先輩との看板作りかぁ。
......心なしか不安なのは気のせい、だよね?

