ウトウトする。 「ねぇねぇ、君サボり?」 うぉっ、びっくりしたぁ。 「そ、そうだよ?」 「そうなんだ~。僕もサボりだよ~。」 「へぇー。そうなんだー。」 適当に返す。 「うん。......ねぇねぇ、君、神崎陽葵ちゃんでしょ?」 うぉっ、なんでこいつあたしの名を!? 「え、そうだけど。なんで知ってるの!?」 「えぇ~、だってさー、この学校女子一人しかいないもん。」 あぁ、そりゃそうだ。 「なるほど。」 「でね、陽葵ちゃんにお願いがあるの。」 「ほぉほぉ。」 なんだろうね。