「その勝負俺ものーった!」

!?

聞いたことのあるようなないような声に入口を見る。

げっ、、

「世那先輩!!?」

なんでこいつがここにいるんだ。

その気持ちは皆同じらしく陽葵が声をあげる。

目の前のふわふわ猫毛のイケメン、一つ上の副会長を見る。

うつでやめた会長の代わりにいつもアホな行事の企画をたてるこいつ。

めんどくせえ。

そんな目でぼーっと見ているとばちっと目が合った。

こてっと首をかしげるこいつ。

…男がやってもかわいくねえよ。