「あー、お前ら無駄に足速いもんな。じゃあ、」

にやりと笑いながら黒板に文字を書く希くん。

む、?

少し嫌な予感がして黒板を見る。

「「は!?」」

慎と2人黒板を見て声をあげる。

やはり予感は的中していたようで、

「お前ら2人はリレー強制参加ね?」

希くんはにこっと憎らしいほど綺麗な笑顔を浮かべて言った。