神様だって恋します!

「…また来るよ」
【待ってるよ、また来てね。】

 あい、我は返事をして桜に背を向けて歩き出した。

「……明日は、ミネラルウオーターを持って行ってやるか、」

我は通学路を歩きだす。
もう夕方なのだ、帰らないとな、と
ぼやー、と考えていると、ガタン、地面が急に揺れた。

「…ぁ?」

ガタンガタン、

電車のような揺れが我を襲う。
何だ、これは、見たところ、我以外は揺れて無いのに、

「…っ?」




…ガタン!

地面が、抜けた。


「…っうわぁあああぁ!!!!!」