「大丈夫ですか‼」
勢いよくドアを開け中の様子を確認すると


(・・・・・・!?)
それは、よくドラマで見るようなありきたりな自殺の光景だった。

プライドの高そうな女性が窓枠を押さえ今にも飛び出しそうな勢いなのを、星也さんが必死に引き戻している。


「母さん‼止めてくれ‼」
星也さんは声をからして叫んだ。

「止めてください‼」
お母さんも顔が青白く必死さが伝わる程叫んでいる。

「星也が・・・・・」
「?」

微かに星也さんのお母さまの口が動いた。

「あんたが、・・・・星也と別れるって決めたくれるなら自殺をやめにする・・」


(・・・・何を言ってるの?この人は)

呆然とする私に星也さんのお母さまは勝ち誇った様な笑みを浮かべた。