「…まぁ、元気だせよ!」 そう言って、オレの肩を痛いくらいにバシバシと叩く勇雅。 中々、立ち上がらなかったオレを勇気づけるようにフォローしているみたいだ。 …痛いフォローの仕方だけどね。 二人でトボトボと、みんなが集合している場所まで歩いていた時 「―…あのっ!!」 いきなり掛けられた声。 そこには、ひなのの学校のジャージを着た女の子が二人立っていた。