「…夏生先輩…私は先輩の何番目なんですか?」





オレの部屋で過ごす二人だけの時間。




短いキスの後、オレの彼女の一人である紗香(さやか)ちゃんが言った。




「紗香ちゃーん…どうしたのいきなりー?」



座っていたベッドを軋ませながら紗香ちゃんに近付く。




「先輩!ちゃんと答えて下さい!!」



ご機嫌をとるオレに



顔を真っ赤にしながらも怒る紗香ちゃん。




――…何番目何番目って




そんなの関係ないと思うのに




女の子ってどうしてそんなに形にこだわるんだろう。