幕末異聞~妖狐と私のおバカ劇場~


「祠ぶっ壊されて新しく家が出来たからココに住み着いたって事か。…迷惑極まりない」

「そうは言っても仕方ないだろう。祠は別の所に移されたらしいのだが、置いていかれてしまったのだから」

「探せよ、その祠を」

「嫌だ」

な に ゆ え

何故だ

大切なことだから2回言いました

「…あまり他の御使いと仲が良くなくてな。清々しておったのだ!!」

「単に嫌われてたんだな」

何となく他の御使いさん達の気持ちがわかるわ

あとそんな傷ついた顔をするな

人を虐めて楽しむ趣味は無いから

「…よし」

「!一緒に居るのを許してくれるのか」

「んな訳ないデショ。祠が何処に移動したか調べる。それか地獄に帰す方法をな」

「時雨の鬼!鬼畜!人でなし!」

「はいはい。時雨さんは人間ですよぅ」

ほんっとめんどくさいな!この狐!