全て順調…の、ハズだった


「誰だアンタ(真顔)」


仕事を終わらせて家に帰れば、居間に変な男が

しかも耳ついてる


「…まだ丑の刻じゃないんだけど」


囲炉裏の横でお茶を飲んでる(私が対で買った湯呑の片割れで)


「帰ってきたか!」

「私の家だからね、帰ってくるよ」

物の怪だよね?

耳生えてるし

「時雨?疲れてるのか?」

「何で私の名前知ってんだ?!」

「ずっとココに住んでるからな」

「気配の一つすら無かったけど?」

「時雨が気付いてくれなかったからな。…待っ、除霊しようとするな!!」

「うん、誰か知らないけど地獄に帰れ★」

「野干では無いぞ?!あんな野蛮な物と一緒にするな!」

「野干か妖狐か何でも良いけど…消えろ(真顔)」