てか、ジィちゃんの無口って…
あのヒトとバァちゃんのせーなんじゃん?



とにかく。

ジィちゃんもあたしと同じで…


けなされて、
切り捨てられて、

影でこっそり脅されてる。


ただ、あたしと違うのは…



屈するコトなく、

いつも凛と、構えてる。




あれ。

誰かいたな、そんな人…





あ!

柊也だ…!



口数少なくて、凛としてて。




ちょうどリビングに入って来たジィちゃんに…
目を向けた。



"柊也と似てる"

そんなコトで、なんだか急に可愛く見える。



「ジィちゃん、冷めちゃうよ?
ほら、食べよ食べよ〜!」


ニコやかに、急須のお茶をジィちゃんの湯呑みに注いだ。