ジュリエットじゃ終わんない



「やだ可愛い〜!柊也くんっ」

「…かわいくねーし」

「わっ!今のカッコいんだけど!」


昼休みに訪れたJクラで、目に飛び込んで来たのは…

あたしが独り占めしたかった照れ顔を、
いつもの悪口女子らに晒してる柊也。



ズキリきてるあたしと、たぶん穂花。


こっちに気付いてもない状況に…


「柊也ぁ!
相変わらずモテモテじゃ〜ん」

って、切り込み隊長 香織。


それに反応した柊也の視線が、次はあたしに移動する。



「…あ、
教科書マジありがと」

なんか動揺して、ヘンにぎこちない…



「柊也くん、邪魔してごめんね?」

優しい穂花は、去ろうとしてる悪口女子らにもペコリ。


だけど、居心地悪さでイヤイヤ譲ったんだろーから…

"ここって何クラスだっけ?"

なんてイヤミが返ってくる。



そんなん香織が見逃すワケなくて…

「柊也ぁ?
なんか感じ悪いからさぁ、ホール行こ!」



つえー香織…
なんか、うらやま。