ジュリエットじゃ終わんない

「あ、どーもっ。
かわいーね〜、みくちゃん」


カワイイぃ!?


柊也きーた!?
柊也きーた!?

ソコしっかりインプットして!



「俺、同じ空手の磯崎宏!
よろしくね〜」

「はい!よろしくですっ!」


嬉しくて、差し出された握手を両手でガッシリ握り返した。



ふと…

それを冷めた目で見る柊也が、視界に映る。


慌てて視線をロックオンしたら、
その目はスイッと他に流れる。



なに今の…
まさかのヤキモチ!?



「じゃっ」って去ってく ひろしくんに会釈をしながらも…ニヤケる。




「…

なに飲む?」

突然の、ぶっきらぼーな問いかけ。



ん?なんで…?
そんなん聞くってコトは…


「え…

おごってくれんの!?」



「…どれ?」



なんか勘違いだったら、逆に催促したカンジたけど…


うぎゃ〜っ!



嬉しくて、嬉しすぎて!

レジが終わって受け取ったミルクティーを、ぎゅぅぅって胸にあてた。