ジュリエットじゃ終わんない



「ね、時間割教えて!」


ランチ後。
1ーJを訪れて、机に突っ伏してた柊也くんを叩き起こすと…


内手首で目元をゴシゴシしながら、不機嫌そーな顔を覗かせる。



てか、マジ寝!?

なんか寝ぼけてて可愛んだけど!



見つめるあたしにウザそーな目を向けて、ダルそーに黒板横に貼ってる時間割を指差す。



「あ〜ね!」ってソレをメモり始めると、なんだか鋭い視線…


"誰、あの子?"
"なんか頭悪そ"
"勝手に居座んないでよ"


そんなヒソバナも聞こえてくる。



まさかの…


柊也くんファン!?



その途端、

「コレやる…」



柊也くんの声に振り向くと、
差し出された時間割のプリント。



「えっ…
コレ柊也くんのじゃん?」


「…また貰うし」



それって…

このアンチな空気から早く逃すため?




どーしよう、嬉しい…


ヤバイ、嬉しんだけど!




無口で素っ気なくても…

やっぱキミは、優しいな。