あたしの何かが、
揺さぶられた気がした…!



ソコにぶつけられた、穂花の告白話。







「好きなの…

ずっと、ずっと、柊也くんが好きだった!」



「…!


俺…っ、

ごめん……」



瞳を潤ませて、袖を掴んでる穂花に…

辛そうに呟いて、俯く柊也。



「…っっ!!


そ…、だよね…
ずっと友達だったもんねっ…?


それにっ…

深紅ちゃんなんだよねっ!
深紅ちゃんが、…好きなんだよね?」



黙り込む柊也に…

止まらない穂花。



「あ…
だとしたら両想いだよ!
深紅ちゃんも、柊也くんの事好きなんだって!

たぶん、もーすぐ告白するんじゃないかな!」



「…

もう…拒否ったし…」

と、悲しい瞳。



「えっ…

でもっ、ゴハン一緒に…?」



「ん…

今は幼なじみとして…」







「それ聞いて、
敵わないなぁ…って、思った。


私は、壊れるのをずっと怖がってて…

でも深紅ちゃんは、壊れても諦めなかったんだね。


それだけ、"好き"のエネルギーが凄いんだと思ってたけど…

違ったのかな?」