けどすぐに部活仲間に呼ばれた豊田は…


「じゃあなー、深紅ちゃん!
たまにはJクラ遊び来いよー。
野上、すげー寂しがってるからさー」


心を乱す発言を残して、去ってった。






柊也…


少しは寂しがって、くれてんだ…?




空手も見に行ってないし、

LINEもしてないし、


どー思ってんのかな…




友達が出来たって信じて、安心してる?


モテるし、
あたしの存在なんかすぐ、忘れちゃう?




それでいんだけどさ…






なんで涙が止まんないのかな?






会いたいよ…


笑顔が見たいよ!



そのあったかい手で撫でられたいし、

ぎゅっとされたい…




ね、もう…
引っ込んでよ!!


こんな感情、封印すんだからっ…









もう出て来れないくらい…

ぐっと、ぐっと、奥底に。