そして10月、体育祭。


自分の競技と、柊也&豊田の競技チェックで…
ぼっちでも何気に忙しい。



あたしの戦績は封印として…

リレーでは2人とも激早で!
アンカー豊田は1位でゴールした。




「撮りすぎ」

ランチタイムに写メ披露して、柊也にツッコミをくらう。



「ダメ!?

だって2人とも活躍すごいし…」



「野上、まだ照れんなー。
午後の騎馬戦でもっと増えるって!」

茶化す豊田。



てか、さっきから…
女子の視線がチラホラ?

気のせーか。



とりあ豊田の言うとーり、
柊也が騎手役する騎馬戦は、あたしの中でもメインイベントで…

今からもう、胸が弾みまくってる!






…で、悶絶。



空手してるせーか、柊也の瞬発力はパねくって!

誰にもハチマキを取られなかったし、
一騎討ちも最後まで勝ち抜いた。



その鮮やかな連勝と、カッケさから…

どーやら悶絶してんのは、あたしだけじゃないよーで。



不安の種だけまかれて、体育祭は終了した。