あたしの言葉で、その2回を思い出したのか、キミは今さら恥ずそーに…


「バカじゃん?」

って、顔をプイッ。



バカです…

てか、あたしのが恥ずいし!
ドサクサに何言ってんのっ!!



「おーい!始めっぞー」


そこで、ひろし先輩から集合がかかって…
ドリンクタイムは終了。



こっちに向き戻ったキミは、


突然!





あたしをグッと引き寄せて、ギュッとして、それからクシャっと髪をひと撫で。




そしてすぐにバッと立ち上がって、
練習に戻ってく…








放心…








って!


ぎゃぁぁぁああああたしだいじょぶ!?
ぃぃぃ今のなんか刺激強すぎっ!

こんなんで、もしキスなんかしたら…

うぎゃぁぁぁあああ落ち着けヘンタイ!
妄想しすぎっ!

まだ幼なじみから昇格してないしっ!



もう、ドキドキが止まんないっ…

胸がくすぐったすぎて、失神しそーだよ!








「…

柊也、アレ…大丈夫か?」


頭を抱えてブンブンやってる深紅を見て…

突っ込まずにはいられない宏だった。