ジュリエットじゃ終わんない

「うんっ!
香りん、誕生日おめでと〜!」

そー言って穂花が、プレゼントを差し出した。


喜びまくる香織と、
気まず…な、あたし。



「おめでと、
なんかごめん、あたし知らなくて…」


「え〜?全然い〜って!
よく考えたら、私も深紅の誕生日知らないし」


「私もごめんね?深紅ちゃん…
テストでバタついてて、言いそびれちゃった」



まぁ、もともと?

プレゼントしあいことか、そんな可愛い〜コトして来なかったけどね。



最後にあげたのは、あのヒトだし…







3年前。

「お母さんっ、誕生日おめでと〜」


「…何これ?

うわっ、ダサ!こんなの着れないわよ…
アンタが着たら?」



胸が、切り刻まれたみたいだった。




ね、お母さん…


お小遣い叩いたんだよ?

何軒もお店まわって、一生懸命選んだんだよ?



ただ…

喜んで欲しかったんだよ?






思い出すたび、切なくて…



バカバカしい。