桜日記〔完〕

まるで、あたし…空気みたい。


ここにいるのに、いないんだもん…。


きぃ、助け、て。

「じゃ、学校あるから」

あたしは、頷く。

どうしよう。

一人はいやだよ。側にいてよ…。

きぃ、側に…。ううん。

ダメだよね。


迷惑をかけちゃうー。

「…き、きぃ!」

「ん?なんだ?」

あ、ばか。なにやってるの…あ、たし。