しばらくすると、砂まみれの階段が見えた。 さらに歩くと、くすんだ赤色の鳥居が姿を現した。 階段の前には [立入禁止] と書いてあり、入るかどうか迷った。 鈴も、毎日通っているにしても、こんな奥まで入ったのは初だったのだ。 鈴「ふぅ、よしっ!」 鈴は、決意を固めて、立入禁止の看板のついたロープをくぐった。