暁学園はスポーツも頭脳も優秀じゃないと入れないんですよ!!



そんな学校に私が入れるなんて奇跡のようなものですよ……



って言ってもこの学校に入れたのは、理事長先生のおかげなんだよね。



だって私が受けていた高校には名前がなくて焦っていたら、後ろから救世主(理事長先生)が……



「君は私の高校、暁学園に受かっているよ。隣を見てごらん。」



って言われたから、隣を見たら……



「うわっっ!!??」



そこには、金ピカの字で如月 瑠愛って書いてあった。



「えっ? どうゆうことですか??」



私には理解が出来なかった。



「そうだね…。口にだして説明するのはちょっと難しいんだけど… まぁ、ようするに君は成績優秀だったから暁学園に入ってもらったんだ。」


「はぁ…。」



そ、そんな勝手にいいんですか?



「まぁ、細かい事は気にしないで…」


「はぁ…。」



いやいや気にするでしょ!! 急すぎて頭が回らない…。



「ってことで入学式に!あ、あと入学式が始まる前に理事長室に来てね☆」


「えっ…あっ ちょっと待って……。」



ってもう居ないし…



理事長先生にしては若かったなぁ。しかも、かっこよかった。最後のウインク様になってた…



ボーーーーーーーー



って、暁学園がどんな学校か知らないじゃん!!



まぁいいや、あとで検索してみよーっと。





そんな呑気なことを考えていた私は知らなかった。




入学式の当日にあんなことになるなんて……!?