テクサレバナ

◇  ◇  ◇




次の日、教室は暗い空気に満ちていた。


クラスメイトが死んだのだから、誰だって暗くなるだろう。




そして、皆口々に言う。




「近江さん、どうして死んじゃったんだろう?」


「事故だっていうけど、本当かな?」




ヒソヒソと、小声で。




すると、廊下からこんな会話が聞こえてきた。




「近江ってもしかして、誰かに殺されたとか…」


「キャー!怖~~い!!」


「でもまあ、ありえるよね。


千紗子ちゃんって、頭良いからってちょっと調子乗ってたっていうか………」


「分かる~!


私もね、千紗子ちゃんに宿題写させてって頼んだことがあるんだけどね…『こんな問題もできないの?』って鼻で笑われたよ~!」


「うわ~~~嫌味~~~~!!」