テクサレバナ

…けど、駄目だ。


触れたら、一体どうなってしまうのか。


触れたら、本当に腐ってしまうかもしれない………!




そんな気持ちが、ブレーキをかける。




けれど、カレンは囁き続けた。




「千裕の呪いを、全てぶちまけてみて。




きっと、楽になれるよ」




そう言った瞬間、かけたはずのブレーキがなくなっていて、


俺は思わず、手腐花に伸ばし、そして触れた。