途中で授業が面倒臭くなって、放課後の文化祭の準備をこっそり抜けるのも面倒臭くなった俺は、昼休みに学校を抜け出した。




皆友達と一緒に昼飯を食ってる中で、一人でまた寝たフリをするのも嫌だし、


どうせ午後の授業を受けても、内容は頭に入らないだろう。


それに、また女子に悪口を言われるのも、慣れたけれど面倒臭い。




だったら、このままサボってしまうのが一番良い。


そう思ったからだ。




また俺は、下を向いて道を歩く。


これは、いつもの癖。




こうしていれば、下にある障害物は避けられるがー………。




「わっ!」




前からの障害物を避けるのは難しくなる。




どうやら、俺はまた誰かとぶつかってしまったようだ。