テクサレバナ

目の前に現れたのは、そこにある彼岸花と同じくらい白い肌と、華奢な女の子。


唇はかわいい桜色。


そして、黒くのびる真っ直ぐな髪の毛。


目は大きくて人形みたいで、だけど少し充血してるのか、目が少し赤かった。




彼岸花みたいな、白いワンピースを身に纏ったその女の子は、とても可愛くて、綺麗で、可憐で。




年は……多分、私と同じくらいだろう。




「あなたは………?」


「私?私は私よ」




いらずらっぽく笑う彼女。




「何てね?


私はカレン。


貴方は?」


「私は…………如月満」


「そう、満ちゃん。


いい名前ね」




満ちゃんと呼ばれ、私はどきっとした。


私は、今まで友達がいなかったものだから、そんな風に呼ばれたのは初めてで、少し嬉しかった。