テクサレバナ

「離せ、離せ、離せっっっ!!!」


「落ち着け、如月!!!」


「どうしたんだ、お前!!!!」


「離せ、全部こいつが悪いんだ!!!


こいつのせいで、田中と私が結ばれないんだっっ!!!


こいつが全て邪魔するんだ、そんなの嫌だ!!!!だったら殺す!!!殺してやる!!!!!!」




「如月!!」




その時聞こえてきたのは愛しい声。


愛しくて、勇ましくて、逞しくて、素敵で、格好良くて、言葉では表しきれないくらいに大好きな声。




田中の、声。




「田中…………!」




私の顔に、笑みがこぼれた。




田中なら、分かってくれるはず。


田中なら、私がやりたいこと、きっと分かってくれるはず。


私の気持ちも、


この女が仕出かした悪事も、


田中と私が結ばれる運命に繋がれていることも、




きっと、分かってくれている…………!