テクサレバナ

触れたい。



この花に。



触れてみたい…………!





…あ。


でも、帰らないと。


また、お父さんに怒られてしまう。




そう思い直した私は、そのぼろぼろな姿のまま、家に帰った。




家に帰ると、早速お父さんの雷。




「一体、こんな時間までどこをほっつき歩いていたんだ!!!」


「お父さん、違うの、これは………」


「いいわけをするな!!」




パン!と乾いた音がした瞬間、私の頬に痛みが。


お父さんに打たれた。




全身、こんなに痛いのに、こんなにぼろぼろなのに。


どうして、その心配はしないの?


どうして、こんな私を見ても、私を怒鳴りつけるの?




可哀想とは思わないの?


何があったか、聞かないの?


私、こんなに傷ついてるのに。




ひどい、ひどい、ひどい、ひどい。