テクサレバナ

◇  ◇  ◇




家に帰ると、父さんと母さんがいた。




「おかえり、千裕。


学校どうだった?」


「…別に」




と、俺は素っ気無く答える。




「ちゃんと授業聞いてた?


また遅刻したでしょう。


先生から連絡が来たわ。


このままの状態が続くようじゃあ、留年するかもしれないんですって?


ねえ、せっかく辰己に合格したんだから………今からでも遅くないわ。


高校受験のときみたいに頑張れば、きっと千裕なら…「うるさいよ!!!」




「千裕!」




父さんに名前を呼ばれたが、俺はそのまま2階へ上がって、自室にこもった。