「た、田中!?」


「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい………。


4人も殺してごめんなさい…………。


ごめんなさい……………」




全身が震える。


罪悪感で、震える。




そんな俺を、如月は抱きしめ返してくれた。




「大丈夫よ、田中。


きっと、皆は許してくれる。


田中に文化祭の準備しろって言ってた千紗子も、


中学のときに田中をいじめていた皆も、


きっと、許してくれる」




そう言って、如月は俺の頭を、優しく撫でた。