テクサレバナ

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それから、二日後。


二日間、ずっと、近江千紗子とその友人に嫌味を言われていた。




「最低」だとか、「女子に暴力ふるうとかありえない!」とかそんな感じで、わざと聞こえるような陰口だった。


が、そんなものは中学のいじめの経験から、とっくに慣れているから、痛くもかゆくもなかった。




その日も文化祭の準備はあったが、今度はこっそりと準備から抜けることができた。


しかし、近江には教室から出て行くところを見られたが、近江は冷たい目で俺をちらっと見ただけで、何も言ってこなかった。




学校から出る途中、文化祭の準備に取り組んでいる生徒と、何度がすれ違った。