テクサレバナ

ホームルームも終わり、クラスメイトが次々と教室に出て行く。




「田中、行こ」

「ああ」




如月とそんなやり取りをしていると、




「あれ満、田中と帰るの?」


「らっぶらぶ~」




と、如月の友人が冷やかした。




「そ、そんなんじゃないって何回も言ってるでしょ!!」




怒りで顔を真っ赤にさせている如月。




なんだか微笑ましくて、俺は笑ってしまった。




笑ったのは、いつ振りだっただろうか…………………。


ああ、そうか。


森井達を高校受験で見返した時以来だ。


多分、そうだ。




そっか…俺の世界、変わってきているんだった…。