テクサレバナ

なんなんだよ。


いつもは話しかけてなんかこない癖に。


どうして、こういう時に限って話しかけてくるんだよ。




畜生、畜生!




なんなんだよ!!!





広い廊下を走りぬけ、俺は自分の靴箱まで向かい、上履きを脱いで、スニーカーに履き替え、そして校門を抜けていった。




今日は厄日だ。




いつもみたいに、空気みたいに透明で、誰にも話しかけられなかったら良かったのに。


あんな風に目立つのは、あまり好きではない。


というか、苦手だ。