テクサレバナ

分からないことだらけだ。


こんなこと、今まで経験なんかしたことない。


本当に、呪いが存在するのかどうかも、怪しいというのに。




「どうやったら、呪いは止められるんだろう………」




もう、千紗子みたいに誰も死んで欲しくない。


もう、私みたいに誰も悲しい思いをしてほしくない。




その気持ちは、もちろんある。




けれど、正直、田中の役に立ちたいという思いが一番強かった。




あのアンバランスな心を支えてやりたいと思った。


あの時、過呼吸で苦しんでいた私を助けてくれたお礼をしたいと思った。




何より、気に入られたかった。




不純な理由だとは自分でも思う。