テクサレバナ

◇  ◇  ◇




トラックに轢かれた森井は、即死だったらしい。




病院でそう言われたとき、俺は悲しくてたまらなかった。


と同時に、俺が呪ったはずなのに、俺が悲しんでいるなんて、ちょっと変だなと感じた。




「私が、もっと早く救急車を呼べば、こんなことには………」




如月が自分を責めるように、そう言った。




「違う、俺のせいなんだ。


俺のせいで、森井は死んだ。近江も…………」




そうだ、如月のせいなんかじゃない。


全て、俺の責任だ。




「それ、さっきも言ってたけど、どういうことなの?


千紗子のことはともかく、その、森井君は、トラックに撥ねられたんでしょ?


田中は、止めてたじゃない」


「そうだけど……違うんだ。


実は…」