『結依、お前なんでそんなことしてんだよ!』 『…でも身体は売ってないよ。ただ一緒に添い寝してもってるだけ』 『なんでそんなこと……』 『……不安と寂しさ、恐怖で押し潰されそうになって眠れないから……』 あの日の結依の顔を忘れた日はない。 今にも泣き出しそうで、冷めきったあの顔。 だから俺はあの日決めたんだ。 他の奴らと同じ立ち位置でもいい。 "ソフレ"をすることによって少しでも結依を救えるなら一生やり続けるって。 それで、いつかちゃんと 自分の気持ちをあいつに伝えるって。