あたしと彼は添い寝ふれんど。


「…ふーん…黒田くん一緒だったんだ」


ボソッと呟いたそこ声はハッキリと届いたた。


「じゃあ知ってるんだ?結依が昔どんな子だったか」

「あ~それって結依ちゃんめっちゃ笑顔でいっつも友達といた元気で明るい子だったんでしょ~?」

「……やっぱ知ってるんだ」


藤咲さんは少しだけ表情を曇らせた。



「あのさ…小学から高校までの一緒だったこと結依には言わないでくれる?」

「…それはどうして?」

「それを言ったらもう結依の側にはいられなくなるから。
結依が好きならなおさらだよ」


やっぱり藤咲さんは椿さんの全部、知ってるんだね。

椿さんがなんで変わってしまったかも、全て。


「でも……結依があんなこといってたから黒田くんには特別におしえてあげる」

「あんなこと?」

「それは言えないけど、今結依がなにしてるのか。なんで学校休んでるのか」