腹黒✩王子に恋してしまいそうなんですが!

言ってる事…分かんないよ!


楽しいって何?


「ほんっと、面白いんだよな。俺にちょっと優しくされたからっていい気になってる女共って。

 なんつーか、バカすぎて笑える」



いつもの一ノ瀬君からは信じられないような言葉が脳内に響いてきた。



「じゃあ!今まで人に優しくしてたのも、あたしを授業中に助けてくれた優しさも全部嘘なの?」



「まあ、そういうとこなんじゃねーの?」



あたしが肩を上下させながら怒り気味に言ったものの、平然として答えた。



あたしがどうしようもなくて、言葉を失っていれば。



「なのにさ、お前だけなんだよな、俺になつこうとしなかったの」



頭、痛い。



「えっ……?」



「だから、もうお前のまえで王子でいるのは疲れたってことだよ」