菜奈side

私はこの目ではっきり見た。優衣と優衣の両親が私の家に火をつけたことを。

私は公園の端に居たから見つからなかったのと健人とお揃いのネックレスが見つかったため私も死んだことになった。

私のことをみんな死んだと思っていると涙が出てきた。

すると後ろからトントンと肩を叩かれた。誰だろうとふりかえるとそこには見覚えのある男性がいた。

「覚えてる？俺だよ。 田中直樹。」

「あっ！直樹？」

「そうだよ。久しぶり！」
直樹は2歳年上の幼馴染。小学校までは一緒だったけど直樹が両親の転勤で海外に行ったからしばらく会ってなかった。

「久しぶり..」

「どうしたの？」

実はね...とさっきあったことを話した。

「菜奈、大丈夫だよ 元気だして」

「うん」

「菜奈はこれからどうしたい？」

「うーん 優衣とは親友だったけど家族も殺して一度健人とも離されたからもう1人の自分になって復讐する！」