幼馴染に恋しました。


翔ちゃんは、本当に大切な人だから、いなくなるなんて考えられないけどね!




自己完結して、満足する。








「えー!!そうなの?!」








突然の大声は耳に響いて、思わず手で塞いだ。




「そうだったんだー!」


「だからあんなに仲いいんだ〜」




みんな次々に騒ぎ出す。




「よかったー!」




中には、こんな声も。


男の子も女の子も、それに近いことを言っているみたいで。




でも、何が良かったんだろう…?


疑問に思って、聞いてみる。




「なんでよかったのー?」


「だって私、佐田くんが好きだもん!」




その一言で、翔ちゃんが人気者だからなんだって理解した。


翔ちゃん優しいもんね!




男の子も女の子も、翔ちゃんを好きでいてくれて嬉しくなった。