翔ちゃんは、呆れ顔で。 「朝、約束なかったけど待ってた。中学の時もそうだった。だから明日も待ってるかも、とか思わないわけ?」 ちょっと傷つくけど…。 そっか。 そうだったのか。 「そ、そうだね、そっかそっか!」 慌てて返事をする。 「完全にわかってなかったな」 「ご、ごめんね…?」 でも、はっきり言わないと、わかんないよねえ…? …言わないけど。 またため息つかれるかもしれないし…。 それより。 他に、まだ言いたいことはある。 「でも」 私が勝手に思ってたことだけど。